初めての男

自分が知らないコトを知っている
相手に対して人は無条件に
尊敬の念を抱いてしまうものだ。

それはなぜか？

人間が抱く恐怖・不安というのは、
その原因の大半が「未知」という
コトに帰着するのだ。

そして、その自分の未知を埋めてくれる
知識・経験を備えている相手というのは
すなわち自分の不安を解消してくれる人
ということになるからなのである。

この条件反射的な人の性質を
恋愛に活かさない手はない。

つまり、女の知らないことを
経験させてあげれば、ただそれだけで
彼女はあなたに対して勝手に
『特別な男感』を抱いてしまうのだ。

例えば彼氏持ちの女と遊ぶ時は
彼といつもどんなところに行くかを
事前に聞き出しておき、それとは
全く毛色の違うデートプランを組むといい。

そうすれば彼女の潜在意識には
またこの人と遊びにいきたい
という感覚が刷り込まれる。

また、お金持ちのお嬢様系との
デートとなると、多少無理してでも
高級なレストランを予約しなきゃ
などとついつい思いがちだが、
これが全く逆目なのはもうおわかりだろう。

むしろ、こきたない（でも美味しい）
大衆食堂とか、コンビニ食を買って
公園で一緒に食べる、みたいな方が
彼女には効果的なのだ。

同様の理屈でデート中の移動も
車ではなく、あえて電車なんてのもいい。

要は相手の女の非日常を演出するわけだ。

人間には、初めての経験というのは
強烈な印象を残し、それを記憶しつづける
というメカニズムが備わっている。

そしてさらに、これは専門用語で
インプリンティング（刷り込み）原理
というものなのだが

そういう経験をさせてくれた
相手に対して好意を持ってしまう

という性質もあったりするのだ。

そう。

とにもかくにも『初めて』を
経験させてくれる男に女は弱い。

このことを覚えておこう。

女にとって『知らない世界』
を知っている男は魅力的なのだ。