一回だけの男


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あの手この手で口説いても
なかなか相手にしてくれない女がいる。
非モテ男は、脈ナシとそのまま
引き下がってしまうものだが、
モテ男はその程度ではあきらめない。
「せめて一回だけ。食事位付き合ってよ」
と、誘うのだ。
何度も誘いを断っている彼女は
多少なりとも罪悪感を抱いているから
『まぁ、一回食事するくらいなら…』
と、了承してしまいがちになる。
この“一回くらいの食事なら”を
突破口にモテ男は彼女の心に
全力でつけこむのだ。
まず、この食事デートでは
もちろん雰囲気なども良いに
越したことがないのはもちろんだが、
とにもかくにも美味しい店を選ぶ。
美味しいものを食べている時、
女性の五感は心地よさを感じる。
そんな状態で食事をしているときの
会話というのは快感を高める効果があるのだ。
モテ男は、この時ばかりは、
とにもかくにも彼女に自分のコトを
語らせるように細心の注意を払う。
決して自分の自慢話をしたりしない。
人は初デートの時、
盛り上がった良いデートだった
という感想を持つのは
自分が主に話をした側なのだ。
さらに言えば、この時の待ち合せは
直接店でという具合にしておくといい。
そして、指定した店に早めに入り
一人で席について彼女を待つ。
この演出が実はその日のデートの
結構なアドバンテージになる。
一人、席でポツンと待っている様は
そんなさせてしまって申し訳ない感を
相手に抱かせるのである。
また、二人が食事をするテーブルは
いわば二人だけの試合会場であり、
遅れて席に着いた側は無意識の内に、
あなたのスペースにお邪魔する感じになる。
これは、彼女にとってはアウェイ
あなたにとってはホームで両者が
試合をするといった感じの構図なのだ。
こうして精神的にはコチラが
優位に立てるお膳立ても整えつつの、
美味しい食事と、心地良い会話を
堪能させ、彼女の心を解きほぐす。
そう。
[一度目]が楽しければ
[二度目]が可能になることを
モテ男は熟知しているのである。

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